虹屋は清田の美容室です。
虹屋ブログ
NijiYaBlog
2019.6.20
こんにちは。代表です。
先日、麻生財務相より紙幣を刷新します。というニュースを拝見しました。
写真は、現行と、その一つ前の紙幣になります。
私は、お金が大好きです。特に一万円札が、お気に入りなのですが、(虹屋をあまり知らない方が見たら、誤解をされそうなの、ここまで読んだら、最後までお付き合い下さい)、今日は、そのニュースにちなみまして、虹屋、延いては上戸家の考え方を披露したいと思います。
日本の硬貨、特に紙幣は、世界一偽造されにくい仕組み、デザインになっている事は、有名な話ですね。
まずは、ここ。
この材質と平面裏表にどのくらいの才能や考えが宿って、世に出回っているのでしょう。そこには、膨大な創意工夫があると思いますし、使う方々にたっての考え方があるのだと思います。
そう考えると、ダ・ヴィンチやピカソ等歴史を遡って見た、個人的芸術作品よりも価値があると思います。先日読んだビジネス書に「お金は、持ち主の信用を数値化したもの」とあり、妙に納得してしまいました。私共、虹屋も信用に値する仕事をしているか?日々、考える事です。
最近は、クレジットやペイペイ等の決算方法が主流の流れに時代が変わってきましたが、皆さんが、一生懸命に仕事をして、稼いだ信用を数値化したものを、芸術作品として還元してくれるのだから、お金は素晴らしいものなんだと思います。しかも、芸術家が、ある特定のコンセプトのもと提供される、いわば一点物と違い、皆さんが、身分や人種の違いなく、信用に対して平等に持つことができます。
「私は特に、一万円札が大好きです。」この説明をしてゆきます。
皆さん、私のように一万円札をまじまじとご覧になったことは、ありますでしょうか?
ない方は、始めの写真をどうぞ。まじまじと(笑)
何が視界に飛び込んできましたか?
純粋な心でよろしくお願いいたします(笑)
数字(10000)ではなく、福沢諭吉さんでは、ありませんか?
私は美容師である前に経営者であり、上戸家の家族の一員です。自分の行いが適正なのかな?と思った時に、
子供達の写真と一万円札(福沢諭吉さん)を時間をかけて見るようにしています。
福沢諭吉さんは、中津藩(今の大分県)の下級武士のご出身です。
後に、日本初の船舶「咸臨丸」に日本の代表の一員として乗船し、欧米の進んだ文化や考え方を勉強し、帰国後、近代日本の発展に尽力された方なのですが。その功績の影に、江戸幕府末期の要人 木村摂津守(せっつのかみ)の支えがあったことは、ご存知でしょうか?
当時、身分が全ての古い時代。
「咸臨丸」に乗船するメンバー=超エリート。
この木村さん。福沢諭吉さんをはじめ、身分に関係なく才能ある人を積極的に乗船させて、江戸幕府末期の為、予算が全然でない中、乗船したもの達が、向こうの要人に会ったり、出向いた先で恥を掻かないように。自分の家の家財道具等を全て売り払い、資金を持たせたそうです。
その施しを福沢諭吉さんは、終生感謝したそうで。大政奉還に伴い、無一文に無職になった木村さんを、奥様、お子様に至るまで、支えたそうです。木村さんのお子様が、日清戦争に出兵される際、両親を思う息子に対して「もし、君に万が一があっても、ご両親は、私が一生養います。安心してください。」と手紙を送った程です。
皆さんが、目にしている一万円札には、そんなストーリーが宿っているのだと、私共は思っていますし、子供達にも教えています。
お金の使い道は3つしかないそうです。
投資、消費、浪費。
私共、虹屋も、お客様に支払って頂くお金がその方が成功して頂く為の投資であるように仕事を意識しています。
そして、支払う側になった時に、その方に同様の意識を持てるよう、注意をはらっています。
福沢諭吉さんも、こうして現代を見つめているのですね。
「金は天下の回りもの」ともうしますが、施しは忘れない福沢諭吉さんの事ですから、良い悪いを判断して、帰って来よう(そんな使われ方をしたい)、もう二度と戻って来ない(そんな使われ方をされたくない)を決めるんでしょうね。
まだ時間がありますが、福沢諭吉さん、お疲れ様でした。
後任も素晴らしい方で、世の中を平等に判断されるのだと、思います。
家族一同、お迎えするにあたり、勉強しております。