虹屋は清田の美容室です。
虹屋ブログ
NijiYaBlog
2019.6.19
今日の施術例と考え方を公開します。
まず、ビフォーとアフターを連続でお見せします。
カットなし。カラーは、根元リタッチのみ。
追加のトリートメントなし(リタッチの中で行われる処理以外のオプションのトリートメント)。
ビフォーの写真を見ながら解説してゆきます。白髪染めの周期は、4週間に1度の頻度で、全て私共、虹屋が担当させて頂いております。ご自宅でも、こちらが指定させて頂いております商品を、お使い頂いております。
本日のご要望は、部分的にボコボコする膨らみと髪色自体の退色からくる抜けたような明るさを抑えるというものでした。
私共としましては、部分的に見てとれる毛先のハネ。
長さは問題ないそうなので、カットはなし。
アプローチは、三点。
時間的なトリートメント流出と加齢からくるコルテックス領域の親水部と疎水部の過度な部分的偏りを修正とコントロール。
大切な髪を少しでも、カットで引き算しないよう、負担を避け、リタッチに用いるカラー材(ダメージの蓄積を避ける為、既染部分へのカラー材塗布なし)とトリートメント処理でギラギラとしかけている抜けたような明るさを抑える事。
部分的な毛先のハネを、ご自宅でご自身で手入れ(ノーブラシのハンドブロー)時に、全体の毛流れに戻してあげる事。
ご自身で行われるトリートメントは、品質の維持。
サロンで行われるトリートメントは、半永久的に変わる髪質の変化を加える事。
半永久的な作用は以外にシンプルで、毛髪内部、外部にある3つの結合のどこをどのくらい作用させるか?
そして、変化を及ぼす要素2つ。
還元と酸化を、どのくらい利用するか?
その2つの見立てと、要望を叶える有効成分を吟味して、発動、定着を促す条件のコントロールにつきます。
そして、仕上がりもデザインです。
お客様が、ご自宅で毎日できる位のハンドブロー仕上げ(我々プロが本気で仕上げるとCMモデル仕様になってしまうので、あくまでリアルでお見せするため)で、トップの割れを修正し、ボリュームのある根元からフォルムコントロールを施した中間、規律のとれた毛先。
少し、洗髪で剥がれやすいオイルを使えばよかったかな~反省。(加齢毛のオイル仕上げは、注意が必要です。)
後、中分子の何か(コラーゲン等)と定着が重めの脂質分をポリフェノール等を使ってコントロールが少し足りなかったかな~反省。
F様、本日も虹屋をご利用、誠にありがとうございました❗
次回までの宿題とさせて下さい🙇